貯金ほぼゼロ。それでもフリーランスになった話

未分類

どうもこんにちは。Y(ワイ)です。

今回は、私がフリーランスエンジニアになったときの話をお届けします。

安全な道? それとも一か八か?

一般的に、フリーランスエンジニアになるなら——
まずは企業に数年(人によっては十数年)勤務して、実務経験を積み、
その後エージェントを通じて案件を紹介してもらいながら独立、というのがリスクの少ない道とされています。

でも、私の道のりはちょっと違いました。

3年で退職 → 移動カフェ → 転職ジプシー

私は新卒でIT企業に就職し、3年ほどで退職。
その後はなんと、移動カフェを始めました。キッチンカーでコーヒーを売るやつですね。

ただ、カフェは1年ほどで撤退。結局、またIT業界に戻ってきました。
それからも数社を転々とする日々。安定とは程遠いキャリアです。

フリーランスのきっかけは「貯金が尽きたから」

転職を繰り返しながらエンジニアを続けていましたが、当時の月給は20万円程度。
「まぁなんとかやれてる」と思っていたら、気づいたときには貯金がほぼゼロになっていました。

何に使ったのか、正直あまり覚えていません。
夢追い人だったので、あれこれ手を出しては仕入れて売れ残ったり……そんなことの繰り返しだった気がします(笑)。

独身で、頼れる人もおらず(友達もわりと金欠だったので頼れず……笑)、
「このままじゃマズい」と思っていたとき、ふと「そういえばフリーランスエンジニアってあったな」と頭に浮かびました。

実は4年前にも一度、挑戦しかけていた

実を言うと、フリーランスになる4年ほど前に、
一度だけエージェントとの面談を受けたことがありました。

でもそのときはWebの実務経験がなかったため、
「今のスキルだと案件紹介は難しいですね」と言われて終了。

一度はあきらめていたフリーランスという道が、
ここにきて現実的な選択肢として再浮上してきたわけです。

再チャレンジと案件獲得までの道のり

フリーランスになろうと決めて、まず最初にしたのは、4年前に断られたエージェントにもう一度連絡を取ることでした。

正直、「また断られるかもな……」という気持ちはありました。でも、当時とは違ってWeb系の実務経験が少しだけ積めていたのが大きかったのか、今回は前向きに案件を探してもらえることに。

ちなみに当時は、ポートフォリオもろくに用意していませんでしたし、GitHubに載せているコードもなし。
スキルとしては、VB.NETが約4年、C#が3年、そして念願のWeb系(PHP)は1年未満といったところだったと思います。

なぜかエージェントの方からは「C#とJavaは似てるから大丈夫!」という謎の励ましをいただき(笑)、案件探しが始まりました。

エージェントの営業さんが頑張ってくれたおかげで、思っていたより書類選考は通過しました。
(なので、フリーランスになりたての方は、まずエージェントを活用するのを強くおすすめします。)

私は地方都市に住んでいたのですが、車を持っていなかったため、徒歩やバスで通える案件を中心に選びました。
中には、「定時で上がってダッシュしないと最終バスに間に合わない」という会社もありました(笑)。
面談時に社員さんから「俺の車で送ってやるよ〜」と声をかけていただいたこともあり、優しさに救われたことも。

最終的には、フリーランス転身後1ヶ月以内で案件が決まりました。
場所は、自転車で通える市街地の駅前にある企業。単価は約40万円
それでも、以前の月給の2倍だったので、「ウハウハ」でした!
地方の相場からすれば、わりと良い条件だったと思います。

ただし、振込が翌々月だったので、それまでに貯金が底を尽きました(笑)。
クレジットカードを何枚か発行して、自己アフィリエイトでしのいでいたのも今となっては良い(?)思い出です。
ちょうど年末だったこともあり、気温も懐も寒い年越しでした。


フリーランスとして1年ほど経つと、仕事にも慣れてきて(ちょっと飽きてきて?)、
いろんな案件を見ているうちに、東京の案件は単価が明らかに高いことに気づきました。

同じような内容の案件でも、地方だと月40万円、東京だと70万円……。
「これはもう東京行くしかないでしょ」と思いました。
仮に家賃が10万円だとしても、手元に残る金額は明らかに多いですからね。

まとめ:これからフリーランスを目指す人へ

そんなこんなで、私はフリーランスエンジニアとしての船を漕ぎ出しました。ボン・ボヤージュ。

私のキャリアは決して順風満帆ではありません。
むしろ、貯金が尽きた崖っぷちからのスタートでした。

でも、実務経験さえ積んでいれば、完璧でなくてもチャンスはあります。
ポートフォリオが不完全でも、人脈がなくても、やれることはあるし、エージェントの力を借りることもできます

この記事が、これからフリーランスを目指す方にとって、
少しでも「自分にもできるかも」と思える材料になれば嬉しいです。
そして何より伝えたいのは——

なんとかなることも、ある。

タイトルとURLをコピーしました