エージェント10社以上使ってわかった、タイプ別おすすめ一覧

💼 実務・契約編

フリーランスエンジニアとして活動していると、案件探しの手段はいくつかあります。直接営業、知人からの紹介、クラウドソーシングなど色々ありますが、最も効率的なのが「エージェントの活用」です。

ただ、エージェントとひと口に言っても特徴はさまざま。週5常駐がメインのところもあれば、リモート案件に強いところ、高単価に特化しているところ、エンジニア以外の職種も扱うところなど多岐にわたります。

私はこれまでに10社以上のエージェントを利用してきました。その経験から「タイプ別にどのエージェントが合っているか」を整理してみます。

1. まず理解すべき「エージェントの役割」

フリーランスエージェントは、企業とエンジニアをつなぐ仲介役です。

  • 案件の紹介
  • 契約手続きの代行
  • 単価交渉
  • 支払い管理

を担ってくれるため、営業活動が苦手なエンジニアにとっては強力な味方です。

ただし仲介手数料が発生するため、企業が支払う金額の一部がエージェントの取り分になります。その分を理解したうえで「どのエージェントに頼るか」を見極めることが重要です。

2. タイプ別おすすめエージェント一覧

A. 安定して週5常駐で働きたい人

おすすめ:レバテックフリーランス、ギークスジョブ

  • 大手企業やSIer案件が豊富
  • 単価は月60〜80万円前後が中心
  • 支払いサイトも短めで安心感あり

会社員からフリーランスへ移行する人や、安定した稼働を重視する人に向いています。

B. フルリモート・週3〜4案件を探したい人

おすすめ:Midworks、ITプロパートナーズ

  • スタートアップ案件や新規事業支援が多い
  • リモート前提の案件が増加中
  • 週2〜3日から稼働できる案件もある

柔軟に働きたいフリーランスや、複数案件を掛け持ちしたい人に最適です。

C. とにかく高単価を狙いたい人

おすすめ:High-Performer、Pe-BANK

  • 月100万円以上の案件も珍しくない
  • 大手直請けが多く、マージン率が低め
  • ハイレベルなスキルや経験が求められる

「技術力には自信があるから、報酬に反映させたい」という人には外せません。

D. 未経験・駆け出しでも案件を得たい人

おすすめ:クラウドテック、Workship

  • 短期・スポット案件が豊富
  • 週1〜2の副業案件も多い
  • 実務経験が浅い人でも応募できる案件がある

実績作りやポートフォリオを充実させたい初心者フリーランスにおすすめです。

E. クリエイターやデザイナー寄りの人

おすすめ:Workship、クラウドワークス(エージェント枠)

  • デザイン・ライティング・マーケティング案件も多い
  • エンジニア+クリエイティブ領域を横断して働きたい人向け

「コードだけでなくUIデザインや企画にも関わりたい」というタイプには魅力的です。

3. 実際に使って感じたメリット・デメリット

メリット

  • 営業や単価交渉を代行してくれる
  • 案件が途切れにくい
  • 契約・請求周りの事務が楽

デメリット

  • マージンが発生する(直接契約より取り分は減る)
  • エージェントによって案件の質や担当者の対応に差がある
  • 案件がエージェント経由に依存しすぎると、営業力が育たない

そのため「エージェント一本」に依存するのではなく、複数社に登録して比較することが重要です。実際に私は3〜4社を並行して使うことで、案件の選択肢が一気に広がりました。

4. エージェント活用のコツ

  1. 複数登録して案件を比較する
    → エージェントごとに得意分野が異なるため、最低3社は使いたい。
  2. 担当者との相性を大切にする
    → 案件紹介のスピードや単価交渉の姿勢に大きな差がある。
  3. 経歴・スキルシートを常に更新しておく
    → 最新のスキルを反映しておくと高単価案件につながりやすい。
  4. 直接契約への移行も視野に
    → エージェント経由で関係を築き、信頼があれば直接契約に移れるケースもある。

5. まとめ:自分のタイプに合うエージェントを選ぶ

フリーランスエージェントは、それぞれ特色が強く出ています。

  • 安定重視 → レバテック、ギークス
  • リモート・柔軟さ重視 → Midworks、ITプロパートナーズ
  • 高単価狙い → High-Performer、Pe-BANK
  • 駆け出し向け → クラウドテック、Workship

大切なのは「自分の働き方や価値観に合ったエージェントを選ぶこと」です。どのエージェントが正解かは人によって違います。まずは複数登録して面談を受け、案件の質や担当者との相性を比較してみてください。

エージェントはあくまで「仕事の入り口の一つ」です。依存せず上手に使い分けることで、フリーランスとしてのキャリアは格段に広がります。

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