フリーランスエンジニアとして独立したばかりの頃、最初にぶつかる悩みの一つが「どう案件を取ればいいのか?」という問題。SES企業や直営業だけではリスクが高く、まず頼りになるのが フリーランス向けエージェントです。
しかし、エージェントは数多く存在し、それぞれ特徴も異なります。本記事では、特に 駆け出し〜経験浅めのエンジニアに適したエージェントを「使いやすさ」「案件獲得のしやすさ」「フォロー体制」などの観点からランキング形式で紹介します。
■ ランキング基準
初心者にとって重要なのは以下のポイントです。
- 案件獲得のしやすさ(間口が広い)
- 営業フォロー・単価交渉などのサポート力が強い
- 週3・リモート案件の柔軟性
- 安心して取引できる企業規模
- 支払いサイトの短さ(現金化の速さ)
特に、初期は営業力が不足しがちなので、フォローの手厚いエージェントが強い味方になります。
■ 初心者向けエージェントランキングTOP5
◆ 第1位:レバテックフリーランス
案件数・知名度・営業力の三拍子が揃った王道
- 業界最大級の案件数
- エンド直請け案件も豊富で単価が高め
- 各地にサポート拠点があり、フォローが丁寧
- スキルに自信がない段階でも商談に繋げてくれる
初心者がまず登録するべき筆頭エージェント。
特に常駐案件からキャリアを積みたい人におすすめ。
「フリーランス最初の一社に困ったら、まずはレバテック」
と言っても過言ではありません。
◆ 第2位:Midworks(ミッドワークス)
正社員並みの保障 × フリーランスの自由
- 給与保障や各種保険割引など、福利厚生が充実
- 初心者向けのキャリア支援が充実
- 週4〜常駐案件に強い
「会社員→フリーランスの移行期間」で不安が多いエンジニアに最適。
生活面の安定を確保しながら挑戦できるのが最大の強み。
◆ 第3位:ギークスジョブ
実績豊富な大手・キャリアアドバイスが手厚い
- 大手企業案件や自社サービス案件多数
- 長期・安定案件が中心
- フォローアップ体制が個別に手厚い
コミュニケーションを大切にしており、
「一人では不安、相談しながら進めたい」という人向け。
◆ 第4位:クラウドテック
リモート・時短案件に強い、働き方の自由を重視する派向け
- 週3〜リモート案件がかなり多い
- 子育てや副業との両立がしやすい
- スタートアップ・ベンチャー案件も充実
自由な働き方でいきなり独立したい人にはベストな選択肢。
ただし、面談でしっかり自己PRできる人に向いています。
◆ 第5位:フォスターフリーランス
初心者向けシステム開発案件が豊富
- 常駐、準委任、受託を含む幅広い案件
- スキルが浅くても参画しやすいプロジェクトも多い
- SIer系の業務システム案件に強い
「ガッツリ働きながらスキルアップ」が狙えるタイプ。
■ エージェントを使う最大のメリットは「最初の1歩」を最短化できること
初心者がエージェントを活用するメリットを整理します。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 営業が不要 | 単価交渉・面談調整を全部任せられる |
| 単価が安定 | マージンが明確な企業が多く、搾取体制が回避できる |
| 支払いの安心感 | 未入金リスクが極めて低い |
| 案件継続を支援 | 長期化や追加契約の交渉も担当が代行 |
| キャリア形成 | 経験に応じた案件提案をしてくれる |
独立初期は実績不足で営業が難しいため、
エージェント経由で基盤を作るのが最速コースと言えます。
■ 複数登録すべき理由
1社だけに頼ると、案件終了=無収入のリスクがあります。
最低 2〜3社は平行で登録しておくのが鉄則。
エージェント毎に得意ジャンルが違うため、
「商談数」を最大化するのが成功のカギです。
■ 初期に選ぶべき案件タイプ
初心者フリーランスが狙うべきは…
✅ 週5 常駐・準委任の中〜長期案件
(安定収入+実務経験の積み上げに有効)
⚠いきなり「フルリモート高単価」はほぼ無理
スキル・実績が揃ってやっと狙える市場です。
地に足をつけて実績を積むことが最短で自由な働き方へ繋がります。
■ エージェント登録前に準備すべき3つの武器
- スキルシート / 職務経歴書
- GitHub / ポートフォリオ
- 単価相場の把握
(「希望単価は?」と必ず聞かれます)
この3つを整えておかないと、良い案件でも
「紹介できる案件がないです…」と言われてしまいます。
■ まとめ:まずは動いて、商談数を最大化する
- 初心者が最初に頼るべきはエージェント
- 特に レバテック/Midworks が王道
- 複数登録で案件切れリスクを回避
- 常駐案件で実績づくりが成功の近道
- 「営業力の外注」がフリーランス生存戦略になる
「スキル不足だから独立できない」
ではなく
「独立してからスキルを伸ばす」
が現実的な成功ルートです。
まずは登録して面談し、案件提案を受けること。
動き出した瞬間から、フリーランス人生が前に進みます。

