エンジニアとして働いている人の中には、「本業を続けながら副業で案件を受けたい」と考える人も多いでしょう。クラウドソーシングや知人の紹介で副業案件を獲得する方法もありますが、フリーランスエージェントを通じて案件を受けられるのか? は気になるポイントです。
結論からいうと、副業エンジニアでもエージェント案件は受けられる。ただし条件や案件の幅は限られる というのが現実です。
本記事では、副業エンジニアがエージェント案件を受ける際のメリット・注意点を整理し、どのように活用すべきかを解説します。
1. エージェント案件は基本「週3日以上」から
多くのフリーランスエージェントが扱っている案件は、週3〜5日稼働 を前提としています。
これは企業側が「チームの一員として安定的に稼働してほしい」と考えるからです。
- レバテックフリーランス:基本は週5常駐案件
- Midworks:週4〜5中心、一部リモートあり
- ITプロパートナーズ:週2〜3案件あり(副業向き)
- Workship:週1〜2の副業案件多数
👉 副業で受けやすいのは ITプロパートナーズ や Workship のように「少日数OK」の案件を取り扱っているエージェントです。
2. 副業エンジニアがエージェント案件を受けるメリット
① 高単価の副業案件が見つかる
クラウドソーシング系では「単価が安い」案件が多いですが、エージェント経由だと 時給換算で4,000〜6,000円以上 の案件も珍しくありません。
週2日稼働で月20〜30万円の収入になることもあり、本業+副収入としては大きな魅力です。
② 営業活動が不要
副業だと「営業に割く時間がない」という悩みがありますが、エージェントに登録すれば担当者が案件を紹介してくれるので効率的です。
③ 契約・支払いが安心
契約書や報酬の振込はエージェントが管理してくれるため、トラブルのリスクが低いのも安心ポイントです。
3. 注意点・デメリット
① 案件の選択肢が少ない
エージェント案件の大半は週5常駐。副業で受けられる案件は限られるため、希望に合う案件がすぐに見つからないこともあります。
② 実務経験が必要
副業向けの案件は 即戦力前提 が多いため、実務経験が浅い人にはハードルが高いことも。
「未経験から副業案件に挑戦」より、「経験3年以上でスキルを活かす副業」の方がマッチします。
③ 本業との両立が大変
週2日とはいえ、平日夜や休日にまとまった稼働時間を確保する必要があります。納期がタイトだと本業に影響するリスクも。
④ 副業禁止規定に注意
会社によっては就業規則で副業が禁止されている場合があります。エージェント経由の案件は企業との契約が明確なので、情報が表に出るリスクも考慮しましょう。
4. 副業エンジニアにおすすめのエージェント
ITプロパートナーズ
- 週2〜3案件多数
- スタートアップ系案件に強い
- 副業でキャリアアップしたい人に最適
Workship
- 週1〜2からOKの案件あり
- デザイナー・マーケター向け案件も豊富
- スポット案件や短期案件もある
クラウドテック
- クラウドワークス運営
- フルリモート案件が中心
- 比較的ライトな副業案件も探せる
👉 「副業から始めたい」なら ITプロパートナーズ+Workshipの併用 が現実的です。
5. 副業エージェント案件の年収イメージ
- 週1日稼働(時給4,000円×8h×月4日)=月12.8万円 → 年150万円程度
- 週2日稼働(月20万円)=年240万円程度
- 週3日稼働(月35万円)=年420万円程度
👉 本業年収500万+副業200万で、年収700万円クラス を目指すことも可能です。
6. 副業でエージェント案件を受けるコツ
- 実務経験3年以上 が目安
- 稼働可能な曜日・時間を明確に伝える
- 小さく始める(週1〜2日から)
- 複数エージェントに登録して選択肢を広げる
- 無理な案件は断る勇気を持つ
まとめ
副業エンジニアでもエージェント案件を受けることは可能です。
ただし、案件数はフルタイム案件に比べると少なく、実務経験やスキルが求められる傾向があります。
- 営業の手間をかけず高単価案件に挑戦したい
- 副収入を安定して得たい
- 本業のキャリアと両立しながらスキルを広げたい
こうした人には、ITプロパートナーズやWorkshipのような副業向けエージェント が特におすすめです。
最初から大きな案件に飛び込む必要はありません。週1〜2日の小さな副業案件から始めて、自分のライフスタイルに合う働き方を見つけていきましょう。

