地方で20万円から東京で70万円へ:フリーランスで収入が3倍増した話

📈 体験談・ケーススタディ編

フリーランスエンジニアを目指すときに誰もが気になるのが、「どれくらい稼げるのか」 ということ。
私自身、地方でフリーランスを始めたときには「会社員よりは収入が上がるだろう」と思っていました。実際に月収40万円程度までは到達しました。

しかしその後、「東京に戻ればもっと単価が高い案件が取れる」 と知ったことが、大きな決断のきっかけになりました。結果的に、月収は70万円にまで増え、地方時代の3倍以上になったのです。

この記事では、私がどうやって収入を伸ばしていったのか、そして「なぜ東京に戻る選択をしたのか」をストーリーとしてまとめます。


1. 地方移住で月収20万円の会社員生活へ

私が地方に移住したのは、2011年の東日本大震災 がきっかけでした。
東京で働いていた頃は収入もそれなりにありましたが、震災後に「もっと落ち着いた環境で生活したい」と思い、地方に拠点を移しました。

移住先では中小企業やSIerに勤務し、エンジニアとして働き続けましたが、給与は東京時代よりかなり低く、月収20万円前後
家賃や物価が安いとはいえ、生活の余裕はほとんどなく、キャリアの停滞感もありました。


2. フリーランスに挑戦し、月収40万円に

「このままでは将来が不安だ」と思い立ち、地方にいながらフリーランスとして独立しました。
クラウドソーシングや知人経由の案件を少しずつ積み重ねていくと、月収は40万円ほど に。

会社員時代の倍になったことで「やっぱりフリーランスには可能性がある」と実感できました。
しかし同時に、次のような課題にも直面しました。

  • 地方だと高単価案件が少ない
  • 継続性のある案件が限られる
  • 営業や案件探しに時間がかかる

「もっと単価を上げたい。でもこの環境では難しい」
そう感じた私は、情報収集を重ねる中で「東京では70万円前後の案件が普通にある」と知るのです。


3. 東京に戻った理由は「単価の差」

フリーランスエージェントに相談すると、東京案件の単価は地方とはまるで別世界でした。

  • 地方案件:月30〜40万円が一般的
  • 東京案件:月60〜80万円が相場

同じスキルでも 働く場所が違うだけで単価が倍近く変わる
この事実を知った瞬間、「東京に戻らない理由はない」と決断しました。


4. 初案件で月収70万円に到達

東京に戻ってすぐ、エージェントを通じて週5常駐の案件を紹介してもらいました。
条件は 月単価70万円

正直、地方時代からは想像もつかない金額でしたが、スキルセットは同じ。
単価が上がったのは「東京のマーケットに身を置いたから」に過ぎません。

銀行口座に70万円が振り込まれたとき、「自分の市場価値は、環境によってこんなにも変わるのか」と強烈に実感しました。


5. 収入が3倍になって見えたこと

① 単価はスキル以上に「市場」で決まる

地方で月20万〜40万が限界だったのに、東京では70万が当たり前。
自分のスキルが変わったわけではなく、案件相場が違うだけ でした。

② エージェントを使えば営業不要

独立初期の一番の不安は「どう案件を取るか」ですが、エージェントに登録してしまえば希望条件に合った案件を紹介してもらえます。
案件探しに悩む時間を減らし、開発に集中できました。

③ 「安定」にしがみつくより「挑戦」した方が得

地方にとどまっていれば、40万円以上は難しかったでしょう。
リスクを取って東京に戻ったからこそ、収入は一気に跳ね上がりました。


6. 今後のキャリア展望

月収70万円の案件を経験してからは、収入面での不安は大きく減りました。
その余裕を活かして、

  • 新しい技術(Go、クラウド、AI分野)への投資
  • ブログや個人開発での副収入づくり
  • 将来的な直契約やリモート案件への挑戦

と、選択肢を広げることができています。


まとめ

私が月収20万円の地方会社員から、月収70万円の東京フリーランスへと収入を3倍に伸ばした流れはこうです。

  1. 地方移住 → 月収20万円
  2. 地方でフリーランス独立 → 月収40万円
  3. 東京に戻り、エージェント案件 → 月収70万円

そして東京に戻った理由はシンプルに、「単価が高いから」 です。

フリーランスエンジニアにとって、スキル以上に「市場選び」が収入を大きく左右します。
今の環境で収入に限界を感じているなら、働く場所や案件の取り方を変えることが、突破口になるかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました