GitHubやポートフォリオで案件が増える!効果的な作り方

🔧 スキル・仕事編

はじめに

フリーランスエンジニアとして案件を獲得する際、エージェント経由や知人からの紹介と並んで強力な武器になるのがGitHubとポートフォリオです。

「スキルがあります」と口で言うよりも、実際にコードや成果物を見せる方が何倍も説得力があるからです。とくに実務経験が浅い人や、未経験からフリーランスを目指す人にとって、GitHubとポートフォリオは信頼を補う名刺代わりになります。

しかし、ただコードを置いただけ、ただサイトを作っただけでは効果は薄いのも事実。この記事では、案件獲得につながる「効果的なGitHubとポートフォリオの作り方」を解説します。


1. GitHubは「コードの公開場所」以上の存在

(1) GitHubで何を見られているか?

クライアントや採用担当は、GitHubを見るときに次のポイントをチェックしています。

  • 継続的に更新されているか
  • コミットメッセージがわかりやすいか
  • ディレクトリ構造が整理されているか
  • READMEが整備されているか

つまり「書けるかどうか」だけでなく、実務で一緒に仕事できるかどうかをGitHubから判断しているのです。

(2) 案件につながるGitHubの作り方

  • 見せたいリポジトリを厳選:すべてを公開する必要はなく、完成度の高いものだけを公開
  • READMEを充実させる:アプリ概要、使い方、技術スタック、スクリーンショットを明記
  • 英語で書く工夫も有効:海外案件やグローバルクライアントに効果大
  • テストコードやCIの導入:品質意識の高さをアピールできる

2. ポートフォリオは「案件獲得のショールーム」

(1) ポートフォリオの役割

ポートフォリオは「自分のスキル・実績を見せるショールーム」です。GitHubがコードそのものを見せる場なら、ポートフォリオは**「ビジネス視点での成果物」**をアピールする場になります。

(2) 掲載するべき内容

  • プロフィール
    • 名前、経歴、得意分野、スキルセット
    • 開発歴や使用可能な言語・フレームワーク
  • 制作実績
    • スクリーンショット付きでアプリやサイトを紹介
    • 役割(フロント担当、バックエンド担当など)を明記
  • GitHub・SNSリンク
    • コードが見られるGitHub、技術発信しているTwitterやQiita記事を紐づけ
  • お問い合わせフォーム
    • 案件相談が直接来るようにする

3. 案件が増えるポートフォリオの工夫

(1) 見やすいデザイン

ごちゃごちゃしたデザインは逆効果。シンプルで直感的に実績が伝わる構成にしましょう。

(2) 技術より「成果」を伝える

クライアントは「Reactが使えるか」よりも「その技術でどんな価値を出せるか」を重視します。

  • ✕ 「ReactでTodoアプリを作りました」
  • 〇 「Reactで作成したTodoアプリ。レスポンシブ対応済み、ローカルストレージを利用してデータ保持」

(3) 成果物リンクを用意

Webアプリならデモサイト、モバイルアプリならApp Store/Google Playリンクを掲載すると効果的です。

(4) 更新を続ける

古いまま放置されたポートフォリオは逆効果。「最終更新:2020年」のままだと「活動していないのでは?」と不信感につながります。


4. GitHub+ポートフォリオの組み合わせで信頼を強化

最強なのは、ポートフォリオからGitHubに誘導できる状態です。

  • ポートフォリオで成果物を紹介
  • 「ソースコードはこちら」とGitHubリンクを設置
  • クライアントは完成形もコード品質もチェックできる

これにより、「技術力」と「成果物の完成度」を両面から証明できます。


5. よくある失敗例

  • 中途半端な学習途中コードをそのまま公開
    → 未完成やバグだらけのコードはマイナス評価
  • READMEが空白
    → クライアントは何を見ればいいかわからない
  • 案件につながらない趣味コードばかり
    → 技術アピールはできても「ビジネス実績」にならない
  • デザインがごちゃごちゃのポートフォリオ
    → 情報過多で見づらい

6. 案件が増える人の共通点

実際にGitHub・ポートフォリオ経由で案件を増やしている人には共通点があります。

  • 毎月何らかの更新を継続している
  • ポートフォリオに「問い合わせフォーム」を必ず設置
  • 実績がなくても「模写・個人開発」で信頼を補っている
  • 技術記事(Qiita/ブログ)とセットで発信している

つまり「作って終わり」ではなく、発信と更新をセットで続けていることが鍵です。


7. 今日からできるアクションプラン

  • GitHubで「見せられるコード」を1つ整える
  • READMEを英語・日本語両方で記述
  • ポートフォリオサイトを立ち上げ、プロフィール+実績を載せる
  • 問い合わせフォームを実装
  • SNSやブログと連携して定期的に更新

まとめ

GitHubとポートフォリオは、フリーランスエンジニアにとって「案件を増やすための最強の営業ツール」です。

  • GitHubは「コード品質と継続力」を見せる場
  • ポートフォリオは「成果物と実績」をアピールする場
  • 両方を組み合わせることで、案件獲得率は大きく向上する

👉 「スキルを証明する」から「信頼を勝ち取る」へ。
GitHubとポートフォリオを戦略的に作り込み、次の案件につなげていきましょう。

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