登録無料!複数エージェントを使い分けるメリット

🏢 エージェント比較・案件獲得編

フリーランスとして独立したばかりの頃、私は「エージェントって1社に登録すれば十分じゃないの?」と思っていました。
しかし実際に活動してみると、複数のエージェントを使い分けることが案件選びの幅を広げ、単価交渉を有利にし、キャリアを柔軟にするカギだと痛感しました。

多くのエージェントは登録無料で、紹介案件が決まるまで費用はかかりません。
だからこそ、一社に絞ってしまうのはもったいないのです。

この記事では、複数エージェントを使い分ける具体的なメリットと、上手な活用方法を解説します。


なぜ複数エージェントを使うべきか

1. 案件の“取り扱い範囲”が大きく違う

エージェントによって扱っている案件の特徴が大きく異なります。

  • 大手企業直請けに強いエージェント
  • スタートアップやベンチャー案件が多いエージェント
  • リモートや週3案件を多く扱うマッチング型サービス
  • 福利厚生や安定性を重視するエージェント

例えば、レバテックフリーランスは首都圏の高単価案件が豊富ですが、Workshipはリモート・週3日案件に特化しています。
1社だけだと、どうしても案件の選択肢が偏ってしまうのです。

実際、私も最初はレバテックだけに登録していましたが、週3リモート案件を探そうとしたときにはほとんど紹介がなく、WorkshipやMidworksを併用することでやっと条件に合う案件を見つけられました。


2. 単価交渉の材料になる

エージェント同士の相場感を比較できるのは大きなメリットです。

同じような案件でも、エージェントによって提示単価が10〜20%違うことは珍しくありません
複数のエージェントに相談しておくと、

  • 「他社ではこのスキルで80万〜100万円の案件がある」
  • 「前回のプロジェクトで○○万円だった」

といった具体的な材料ができ、単価交渉がしやすくなります。

私の場合も、A社から提示された条件をもとにB社と相談したところ、同じような条件で+10万円の案件を提案してもらえた経験があります。


3. キャリアの方向性に合わせて“組み合わせ”ができる

フリーランスのキャリアはライフステージによって変わります。
複数エージェントを使えば、その時期の働き方に合わせた案件選びがしやすくなります。

  • 独立初期:高単価でフルタイム常駐案件 → レバテックやMidworks
  • 安定してきた後:週3〜4日で柔軟に働く → Workship、Reworker
  • 育児や副業をしながら:時短・リモート案件 → クラウドテック
  • 法人化後・高単価狙い:直請けに強いエージェント

一社に依存すると「そのエージェントの得意領域にキャリアを縛られる」リスクがありますが、複数登録なら柔軟にシフトできます。


4. 担当者の“当たり外れ”を回避できる

いわゆる**「担当者ガチャ」**のリスクも、複数登録しておくと回避できます。

  • 担当者がエンジニアリングに詳しくない
  • 返信が遅い、希望を理解してくれない
  • とりあえず案件を大量に送りつけてくるだけ

こうした担当者に当たってしまったとき、他のエージェントがあればすぐに切り替えられます。
複数登録は自分のキャリアを一社に依存させない安全策でもあります。


5. 案件探しのタイミングを逃さない

フリーランスは「次の案件を切らさず確保できるか」が大事です。
複数エージェントに登録しておくと、

  • 案件終了の1〜2ヶ月前から新規案件を並行して探せる
  • 各エージェントが市場の最新動向を教えてくれる
  • 人気案件の募集が出た瞬間に声をかけてもらえる

というメリットがあります。


代表的なエージェントの特徴まとめ

エージェント特徴働き方支払いサイト
レバテックフリーランス大手・高単価案件に強い。首都圏中心週5常駐〜リモート増加中月末締め翌月15日払い
Midworks福利厚生充実、安定志向向き週5・リモート可あり月末締め翌月20日払い
Workship週3・リモート案件特化副業・時短OK月末締め翌月末払い
Reworker多様な働き方支援、地方リモートも可週2〜3・リモート案件による
クラウドテックママ・時短エンジニアの利用多いリモート中心、柔軟案件による

このように「どのエージェントがどの働き方に強いか」を把握して組み合わせると、キャリアの自由度が一気に広がります。


複数エージェント活用のコツ

✅ 登録は早めに、案件探し前から準備しておく

登録から案件紹介まで1〜2週間かかることもあるため、独立準備中から動き出すのがおすすめです。

✅ プロフィールや職務経歴書を一元管理

複数エージェントに同じ情報を使い回せるように、最新の職務経歴書を1つ作っておくと効率的です。
「基本情報+スキル+プロジェクト実績+成果+希望条件」を整理したものをテンプレ化しておきましょう。

✅ 希望条件は正直かつ具体的に伝える

「週3〜4日、リモート希望、単価80〜100万」など、条件をはっきり伝えた方がミスマッチが減ります。
条件がブレると、どのエージェントも似たような案件を持ってくるだけになってしまいます。

✅ 案件情報を比較・記録する

エージェントごとに案件の条件を表にして比較すると分かりやすいです。

  • 案件名
  • 単価
  • 稼働日数
  • リモート可否
  • 支払いサイト
  • 商流(直請けかどうか)

この一覧を作っておくと、交渉や選定がスムーズになります。

✅ 同時進行しつつ、信頼関係を築く

複数利用といっても、条件の良い案件を紹介してくれた担当者とは長期的な信頼関係を築くことが大切です。
“良い担当者”を見つけたら、その人に優先的に相談していくと案件紹介がスムーズになります。


注意点:複数エージェントを使うときに気をつけたいこと

  • 同じ案件に複数エージェントから応募しない
    クライアントに迷惑をかけてしまうので注意。
  • 連絡を疎かにしない
    同時進行するときは、進捗を整理しながら迅速に返答する。
  • 契約条件をよく確認する
    マージンや支払いサイトはエージェントによって差があるため、必ず契約書を確認しましょう。

まとめ:フリーランスは複数エージェント活用で選択肢を最大化しよう

  • エージェントは登録無料なので、複数を使い分けるのが基本戦略
  • 案件の幅・単価交渉・キャリアの柔軟性・担当者ガチャ回避など、多くのメリットがある。
  • レバテック・Midworks・Workship・Reworker・クラウドテックなど、それぞれの強みを理解して組み合わせよう。
  • プロフィールを整備し、条件を明確にしたうえで複数エージェントを比較すると、案件選びが圧倒的に有利になる。

フリーランスは自分で案件を選び、キャリアをデザインできる自由さが魅力です。
その自由を最大限に活かすために、まずは複数のエージェントに登録し、自分に合った案件を見つける土台を作っておきましょう。

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